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五九  イエズスは世の終わりと公審判について教えた


 あるとき、弟子たちはイエズスさまに、「世の終わりはどんなありさまでしょう?」と尋ねました。するとイエズスさまは、つぎのように教えられました。

 「その時には、太陽はくらくなり、日の光は消え、星は天から落ちてくる。そのために、人々は、耐え難い恐ろしさにふるえ上がるが、そのとき私は、天から自分の光栄を輝き示し、力をふるいながら空の雲にのり、天使たちを従えて、玉座で審判をするために現れる。そして地のすべての民を前に集め、善人を右に、悪人を左に分ける。そして右の者には、『私の父に祝福された者よ。世の始めから、あなたがたのために備えられた国に入りなさい』と言う。また、左の者に向かっては、『のろわれた者よ。私から離れて、悪魔とその使いたちののために備えられた、永遠の火に入ってしまえ』と言い渡す。こうして悪人は終わりない苦しみに入り、善人は終わりない喜びに入る。」


一 世の終わりに行われる審判を、公審判といいます。


二 使徒信経の第七条に、「全能の父なる天主の右に座し、かしこより、生ける人と死せる人とをさばかんためにきたりたもう」とあるのは、公審判のことです。これは、イエズス・キリストは世の終わりに、公審判をするために、ふたたび天からお降りになって、この世においでになるという事です。


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